海の未来を守るクラフトビール
『THE FISH』ができるまで

海の未来を守るクラフトビール
『THE FISH』ができるまで
海がくれるもの

私たちの暮らしは、気づかぬうちに海からの恩恵に支えられています。
例えば、免疫力を高めたり、リラックス効果をもたらしたり、美肌にも良いとされる健康効果。精神的にも、海を眺めるだけでストレスが軽減され、心が整うような感覚を覚える人も多いでしょう。
海水浴や釣り、SUPなどのマリンスポーツ、砂浜を歩くこと。そしてもちろん、海は食料供給源であり、気候の安定や汚染物質の浄化など、環境にも大きく貢献しています。
でも、そんな海に、私たちは何を還しているのでしょうか。海岸清掃くらいしか思い浮かばない。そんな現実に、ふと立ち止まる瞬間があります。
海の「いま」と向き合う

例えば、神奈川県の小田和湾では、かつて豊かだった藻場が、近年急速に衰退しています。磯焼けによって、海藻が食害や高水温で枯死し、藻場の面積は20年で95%以上も減少。これは、海の生態系が危機に瀕していることを意味します。
そんな中、注目されているのが「ブルーカーボン」。海藻がCO₂を吸収し、海底に炭素を貯めるこの仕組みは、海の再生に貢献できる存在として世界的に注目されています。
特にコンブは、他の藻類に比べ吸収能力が高く、新たな地球温暖化対策として期待されています。また、漁獲量の落ちる冬場に養殖できる海藻として漁師さんからは重宝されています。

クラフトビールにできること

この海の課題に、クラフトビールという身近な存在が挑戦しました。横浜市立大学 吉永ゼミの学生たちと、神奈川県の企業が産学連携で開発したのが「THE FISH」。
このビールには、環境再生型の「ぶんこのこんぶ」と、通常は廃棄される「摘果みかん」が使われています。海の再生に貢献するコンブを育て、未利用資源を活かす。そして、学生たちの柔軟な発想が加わったラベルデザインとストーリー。
目指したのは、「寿司や魚に合うビール」。その一杯が、海の豊かさを守るきっかけになる。強い想いが込められています。



その一杯が、未来の海を救う



「THE FISH」は、2025年10月29日より「gooz いちょう並木通り店」で発売開始。11月1日・2日には横浜市立大学の文化祭「浜大祭」でも販売されます。
1本につき5円が海洋保全活動に寄付されるこのビールは、ただのクラフトビールではありません。それは、海への感謝を形にする一杯であり、地域と環境をつなぐストーリーのあるプロダクトです。海からもらったものに少しずつでも還していく。そんな新しいライフスタイルの提案が、ここから始まります。
ぜひ一度、海を想いながら味わってみてください。

「THE FISH」の概要
商品詳細URL : https://www.three-f.co.jp/company/pdf/251015newsrelease.pdf